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2014/10/17

写真の始め方、カメラの選び方についての助言

一種のカメラヲタクなクラスタになってから数年が経過しました。
所持してる機材が徐々に増え、ついにカメラは3台になってしまいました。
まあ、僕の今までの経験がもしも役に立つならばと思い、今現在の知識を少し文章にしてみました。


カメラの種類について


まず、写真を始めるためにはカメラが必要です。そこでカメラの種類についてどんなものがあるかを少しここで並べてみます。
まず、現在、非常に大まかにカメラは2つに分けられます。

誰でも知っているとは思いますが、フィルムカメラとデジタルカメラです。
デジタルカメラは撮影した画像をデータとして保存し、その画像データはパソコンやスマホなどで簡単に見たり管理できたりするという特徴があります。
フィルムカメラはその名前の通り、フィルムを使うアナログチックなカメラです。

デジタルカメラ・フィルムカメラにはそれぞれ次のような種類と特徴があります。

(デジタル)コンパクトカメラ


価格:数千円~数万円
安いものは安く、高いものは高い。
種類がかなり多く、コンパクトで安いモデル、広く小さく写せる~遠くのものを大きく写せる高倍率なレンズを搭載したモデル、一眼レフカメラと同じくらいの高画質を追求したモデルなどがある。
大きいものでもミラーレスカメラほどなので、持ち運びに非常に便利。
一方で高いモデルでも、とても凝った撮影や、超マクロ撮影などの特殊な撮影方法はできない。

(デジタル)ミラーレスカメラ


価格:数万円
レンズ交換のできるカメラ。ただし、そのメーカー純正のレンズはあまり多くはない(多いメーカーもある)。
製品の移り変わりが非常に速い。あっという間に現行品が旧モデルになっている。
デザインはどのメーカーのものも凝っている。おしゃれな製品が多い。
最近のモデルで撮った写真は、パット見では一眼レフカメラの写りと遜色ない。
が、暗いところでフラッシュ無しで撮った写真とかは画質が酷いことになる。
大きさはメーカーによってまちまち。大きいものでMFフィルム一眼レフ程度、小さなものだとコンパクトカメラよりも小さい。
一眼レフカメラは大きくて無理!な人におすすめ。

(デジタル)一眼レフカメラ


価格:数万円~数十万円
レンズ交換のできるカメラ。レンズの種類はどのメーカーも多彩。メーカー純正ではないレンズも種類は多い。
一般的に価格が上がれば上がるほど大きくて重くなる。機能や性能も上がる。
入門用のカメラも多く出回っているため、始めやすい環境が整ってきた(昔は高価で初心者が手を出せる状況ではなかった)。
機能がかなり多いため、マニュアルをよく読めばだいたいやりたいことができる。ただしマニュアルは分厚いことが多い(入門用のは薄い)
レンズの性能がファインダーを覗いた時に露骨に出る。良いレンズを買うと安いレンズに戻れない(これを沼と呼ぶ)。

【番外編】(デジタル)スマホのカメラ


スマホにもカメラは付いている。
最近のスマホのカメラは性能が格段に上がったため、作品も一応作れるようになってきた。
スマホのカメラの前に置くレンズなどを買っておくと、意外と楽しくカメラで遊べたりする。
ただし、カメラで遊び過ぎると電池が・・・

(フィルム)コンパクトカメラ


価格:数千円~数万円(プレミアが付いている場合)
基本的に中古で買うことになる。あまりに値段が下がりすぎてしまったため、ジャンク箱に入っていることもしばしば。
特に選ばなくていいならば数百円で買える機種もある。意外ときちんと写ったりする。
物によっては使うフィルムの面積が通常サイズの半分のため、2倍撮れる機種もある(36枚撮りなら72枚撮れる)。
とりあえずカメラを使ってみたい!って人は中古フィルムコンパクトカメラの安くて定番なものがおすすめ。
※ただし安いからと言ってAPSと書かれたもの(三角に○が付いてるようなマーク)には手を出さない方が良い。フィルムが絶版になってしまった。

(フィルム)インスタントカメラ


価格:数千円
撮ったその場で印刷される、新しいような古いようなカメラ。
古いタイプ(中古)で良ければ数百円からある。
※POLAROIDと書かれたカメラはフィルムがほとんど絶版になってしまったため、よく調べてから買うべき(富士フイルムのは大丈夫)。
最近のものはおしゃれな機種が多い。

(フィルム)AF一眼レフカメラ


価格:数千円~数万円
レンズが交換できる。
レンズは現在のものが使えることが多い。逆に当時のレンズが今のデジタル一眼レフカメラに使えることも多い。
今も少しだけ新品が売っているが、ほとんどが中古。
当時の価格で一番高いものは今でも高いものが多い。が、一番高いもの以外はほとんどが安くなっているため、ジャンク扱いになっていることも多い。
フォーカスの合う速度は期待しないほうが良い。明らかに現在のデジタル一眼レフカメラの方が速い。
グリップ部分のゴムが劣化している機種(ベタベタする)や、ファインダー部分が劣化している機種(覗くと黄色っぽい)が多いので、買う場合は良く現物を見た方が良い。
壊れてしまうと修理は不可、又は修理代の方が中古をもう一個買うほうが安い機種が大半。
安くて、現在のレンズが使えるので、デジタル一眼レフカメラと共存させても面白い。

(フィルム)MF一眼レフカメラ


価格:数千円~数万円
レンズが交換できる。ほぼ中古しか無い。
同じメーカーでも付かない、又は付けても使えないレンズが多い。もちろん、使えるメーカーもある。
フォーカスは手で合わせる。オートフォーカスは無い。
ほとんどのカメラで撮ってもフィルムを勝手に巻いてくれない。自分で巻く必要がある。
シャッター速度を測ったり、自動で合わせたりする機能が無い機種も多い。
モルトという部分が劣化している機種が多いので、買ってもそのまま修理コースかも知れない(価格は5000円とか)。
形はレトロで肩紐を変えればとてもおしゃれ。置いとくだけでもインテリアになる。
形から入る人におすすめ。少し苦労するかも知れないけれど、写真の上達速度はたぶん速いと思う。

(フィルム)レンジファインダーカメラ


価格:数万円~数十万円
レンズが交換できる。ほとんどが中古。
歴史は古く、戦前から同じような形のカメラがあった。
写真を撮るための道具というよりかは工芸品、芸術品といった感じ。所持感がすごくある。
独特な作法が多く、特に初期の方のモデルは初心者にはおすすめできない。
MF一眼レフカメラよりも美しい形なので、高いインテリアとしてどうぞ。

【番外編】(フィルム)中判・大判カメラ


今は見かけないかも知れないけれど、二つ目で縦長で上から覗いて撮るカメラは二眼レフカメラと言う。
カメラの中でもやけにレンズがデカいカメラはおそらく中判カメラ。
これらのカメラは普通のフィルムとは違い、細長いフィルムを使う。今でも健在。
また、暗幕を被って写真を撮ってる人とかが使ってるカメラはたぶん大判カメラ。
こちらはとても大きなフィルムを使う(だいたいL判くらいの大きさ)。機能はシンプルだけれども、撮るのは大変なカメラ。
中判だとか大判だとかのカメラは大きなフィルムを使うため、撮れた画像が非常に綺麗。
もしも135mmフィルムでは物足りない人は挑戦してみると良いかも知れない。新しい世界が開ける。

どんなカメラがおすすめなのか


種類がかなり多く、どんなカメラがおすすめなのかとは一概に言えません。
とりあえず、カメラが欲しくなったらカメラ屋もしくは家電量販店に出かけてみましょう。
持ったフィーリングで決めるのも十分ありです。というか、むしろそれが一番大切です。
カメラは言ってしまえば写真を撮るための道具であるので、自分が使ってみた感じでどうなのか、そういう視点で捉えた方が良いカメラにめぐり合える可能性が増えます。

個人的には、次のような感じに思います。
1.カメラ資金が豊富にある方は、中級者向けデジタル一眼レフカメラ+付属レンズ以外のレンズを一本買ってみましょう。必要な機能が大抵揃っており、練習次第でコンテスト入賞も見据えた写真ライフが送れるようになります。
2.カメラ資金は今はあまり無いけれど、これから徐々に増やしていく予定の方は、中古の中級者向けデジタル一眼レフカメラがおすすめです。古くても当時の技術者が頑張って作った物なので、きっと期待に応えてくれるはずです。
3.一眼レフを使ってみたいけれど、重いのは嫌だという方は、初心者向けのデジタル一眼レフカメラかミラーレスカメラが良いと思います。最近のモデルは重さも重視しているので、軽い機種が増えています。
4.カメラを始めたいが何を買えばいいか分からない方には、デジタルのコンパクトカメラのそこそこ良いモデルがおすすめです。最近の技術の進歩で小さくても引けを取らないほど高性能なモデルがどんどん出ています。買って後悔するようなモデルは確実に減っています。
5.意外とフィルムカメラのコストは低くなっています。確かに36枚撮るのに1000円くらいかかりますが、10万円かけてデジタルカメラを揃えるより、数千円でフィルム一眼レフカメラのそれなりのものを買ってみて試しで使ってみるというのも大いにアリです。失敗しても初期投資だけならそれほど財布にダメージは入りません。
6.インスタントカメラが最近、密かに、しかし着実にブームになってきています。友達と撮ったその直後にプレゼントできるなど、メリットも多いです。ただ、フィルムは高いですorz
7.個性を出すならMFフィルムカメラもアリかと思います。たまに見ますが、やはりおしゃれな方が多いです。
8.パソコンやスマホなどの端末の操作が苦手な方は、意外とデジタルカメラを扱うことに難を感じるかも知れません。ボタン数に圧倒される方も結構見ます。
9.デジタルカメラを選択する場合は、電池の持ちなどにも気を付けてみてください。意外と単三で動くカメラが便利だったりします。
10.確かに腕は大事ですが、機材が物を言う場合もあります。良い写真が撮れない場合、レンズなどが原因かも知れません。

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