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2021/01/30

Lenovo M75q-2 (M75q Tiny Gen2)でグラボを使う

表題のとおりです。
今回も前回のLenovo M715q Tinyにグラボを付けてみた。と同様にライザー変換ケーブルを使います。
今回の記事を参考にして問題が生じても責任はとれませんので、自己責任で行ってください。





まず、準備するものはライザーケーブル
M75q-2についているSSD用のM.2 key B/MはPCIe非対応でSATAにしか対応していないらしく、前回使ったライザケーブルは使用不可能でした。
なので今回は主にWiFiで使用される空きスロットのM.2 key A/E側で接続します。
AliExpressで見つけたADT製の変換ケーブルを使いました。

あと、上記のケーブルはSATA電源を引いてくるタイプなので、適当なATX電源が必要です
M75q-2の電源はグラボに使用できないので注意してください。
例のごとくAbeeのAC電源を使っていますが、容量的には普通のATX電源使った方がいいと思います。

で、こーして


こうじゃ

AC電源のためにDCDCコンバータ部が露出しており、ショートが怖かったので百均の適当なクリアケースで保護しています。

あと、M75q-2は背面のD-Subとかが付く部分のシールドがガパっと外れるので、M715qよりもPC→グラボの配線が楽です。
Type-Cアダプターとかを発注している場合は、ケーブルをケース外に出すことが難しいかもしれません。

で、二電源構成のため、PC本体側の起動に連動させて立ち上げるにはひと工夫必要です。
今回はPC内に前回みたいに良さげな端子が見つからなかったため、USBの5Vに連動させてグラボをオンしています。
回路はこんな感じ。4.7kΩの抵抗で電流制限をかけた適当な2SC1805みたいなNPNのトランジスタで、USBの5Vがベースに入るとコレクタとエミッタをショートするような回路になっています。
2021/2/2追記: ベースに適当な4.7kΩ程度の電流制限抵抗入れないとUSBサージが検出されてしまうので注意。


こいつを空中配線させて適当なUSBケーブルとATX電源の基板側コネクタにはんだ付けしたのが「こうじゃ」な写真になっています。
もし、面倒なようであれば、ATX電源端子のPS_ON端子とGNDを適当なケーブルでショートし、ショートを維持しながらPCを起動すれば、グラボを認識した状態でPCが立ち上がると思います。
なお、PC起動からUSB起動までラグがあるらしく、BIOS画面は間に合いません・・・どうにかならんもんか

で、以下がベンチマーク取ったやつです。
こまめブログ: ThinkCentre M75q-2 Tiny レビュー:8コアRyzen 7 PRO 4750GE搭載でも最安5万円台の超コスパなミニPCとかを見ると、どれも一回りくらいこっちの方が良くなってる。
なお、価格.comパフォーマンスモデルでメモリを16GBに増やしているので、たぶんグラボ以外は同等程度のスペックだと思います。
また、M715qよりも多少なりとも性能は上がってるみたいです。GTX1650とかGTX1660 Tiとかに換装した時にどの程度性能向上となるかは持ってないので分からないけれど、まあ多少は良くなると思います。
ただ、ライザケーブルを噛ませた場合には、無視できない程度速度が犠牲になるので、早いグラボほどおすすめはできかねます、知らんけど。

まあ、改造ってほど大きな改造を伴わずM75q-2の性能が向上できるので、気になる方はやってみてはいかがでしょうか?
2021/2/2追記: デバイスマネージャからAPU側のグラフィックを無効化できます。だいたい200MBくらいのメモリ使用を軽減できるみたいです。ぶっちゃけ誤差。
2023/7/16: Twitterを鍵垢にしたので、画像だけサルベージしました。

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