そりゃそうか。
あの日に色々な物が失われて、少しずつ戻りつつあるけれど、やっぱりまだ哀しいな。
まあ、それは正直、今はどうでもいい。
だけど、それを失わせた張本人がそれについてあれこれと質問をぶつけてくると、いくら俺でもいい気はしないわな。
言ってない俺が悪いかもしれないけれど、十二分にひどいと思う。
まあ、二度と無いチャンスを失った俺は、その代償としてつら~い日常を突きつけられたって感じか。
そこまで酷くもない。
実際、慣れてみると、慣れるもんだ。
正直な話、まだ居心地が良いとは感じないが、居心地が悪いなりに、自分の場所ってやつをなんとか見つけられたと思う。
この生活が耐えられるようになったらきっと、どんな場所でも、それこそ腐った水の中だって住んでいけるような気がするよ。
もちろんしないけど。
という感じで、なかなかくたばらない俺は、次の目標を見据えて虎視眈々と狙ってるわけです。
何を狙ってるかと聞かれても困る。
むしろ狙っているというよりかは狙っていくの方が正確かもしれない。
そんな細かいことはどうでもいい、正直な話。
とにかく、絶望して、何も感じられなくなって、それでも心とかいう機械がキリキリ物申すので、俺はまだまだ俺をやっていきたいと思う。
もちろん、ポーカーフェイスの方が多いだろさ。
それでもいいのだ。