完璧主義者は多い。
いろいろなところに凝って、いろいろなところにケチつける、そんな人だ。
完璧主義者は多い。
身の回りにある全ての事に関して、自分が思ったような結果結論になっていないと怒る人だ。
俺は完璧主義者じゃない。
それなりに現実についてあれこれ考えて、何もかもがうまくいかないことを知っている。
100%はありえない。
だから100%も要求しない。
せいぜい50%が最大ってところだ。
完璧の10%や0.2%くらいで戻ってくる結果も少なくない。ざらだ。
まあ、さすがにそれはいくら俺でもケチの一つや二つ、つけたくなる。
しかし、彼らが望むのは90%。
できるはずないのに。
そんなパーセンテージにしかならない結果にこだわってなんになる?
意味や結果や結論を持つ文があって、異様に高い要求のラインよりも下にあるからって言って簡単に努力を否定したがるけれど。
数パーセントしか違わない完成度にいつまでもこだわって、端数のほとんど体勢には影響しないような数にこだわって、ケチのつけられるところすべてにこだわって。
いったいなんになる?
厳密過ぎる。
直感で捉えられなくなる。
重要なものは直感なのに、目先にある数値だけにこだわる。
そんなものに、一体、どれほどの価値があるのだろうか?
だから、俺は完璧主義者なんて嫌いだ。